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「栄養と料理」セミナー第2回:腸内フローラとは?腸と健康にビフィズス菌BB536のパワーを!

第1回セミナー「腸内年齢は健康の秘訣」はいかがでしたか?
第2回目は、いま話題の「腸内フローラ」とビフィズス菌BB536についてお話しさせていただきます。

今回お話をお伺いしたのは、女子栄養大学教授 林修先生と第1回でも登場した森永乳業基礎研究所 小田巻俊孝です。

<林先生>
■腸内の環境は年齢によってどう変わるのですか?
腸内フローラの働きが、私たちの健康に大きな影響を与えることが近年の研究でわかってきました。そしてその腸内フローラは、年齢とともに棲んでいる菌が変化をするのです。

生後すぐの乳児の最初の便には、細菌はいません。でも、生後翌日になると大腸菌や腸球菌、乳酸桿菌が見られます。母乳で栄養をとっている乳児の腸内は、3日目頃からビフィズス菌が大勢を占め、離乳期頃には成人型の腸内フローラに変容します。

そして加齢とともに、人体に良い影響を与えるバクテロイデスやビフィズス菌が減少し、腸内の腐敗菌であるウェルシュ菌などの悪玉菌が増え、さまざまな病気を引き起こすのです。

■腸内にはどんな菌が潜んでいるのですか?どんな状態が良い状態なのですか?
ヒトの腸内には500~1000種類もの細菌が生息し、その数は1000兆個にもなります。そしてその重さはなんと、1~1.5㎏にもなるのです。

腸内には、一過性に通過する通過型腸内細菌と、腸内に定住している定住型腸内細菌があります。通過型腸内細菌には病原菌が多いのですが、腸内環境に適用できないため、本来なら免疫の仕組みで排除されます。一方、定住型腸内細菌は腸の中に生息でき、宿主から栄養素や酸素、住みやすい温度を与えてもらい、腸に定住しています。ビフィズス菌も、この定住型腸内細菌です。

■腸内フローラの環境が悪いと、どんなことが起きますか?
腸内フローラに、有害性のある腸内腐敗菌の発生や、発がん物質・毒素の産出が起こると、便秘や下痢、腸内異常発酵、肝臓疾患、脳障害、発がん、動脈硬化、抵抗性の減退などが表れ、老化や生活習慣病を引き起こします。

さらに、腸内フローラの環境がストレスに影響を及ぼすことも、近年明らかになっています。

■腸内フローラの環境をよく保つには、どうすればいいですか?
まずは、ストレスが腸内の乳酸菌やビフィズス菌といった善玉菌を減少させ、大腸菌やその他の悪玉菌を増加させることが分かっていますから、ストレスを取り除くことが必要です。

ビフィズス菌などのプロバイオティクスと呼ばれる善玉菌は、成長、免疫賦活作用などの有用性が見込まれるため、これらを腸内フローラに保つことが大切です。腸内細菌の栄養素になる食品をとることも大事ですが、運動を行ったり、健康的な生活スタイルを心掛け、腸内フローラを健やかに保てるような環境で生活をすることも大切ですね。

<小田巻>
■ビフィズス菌と乳酸菌の違いを教えてください。
善玉菌として有名なビフィズス菌と乳酸菌ですが、実は、まったく別の種類の細菌です。どんな違いがあるかというと、ビフィズス菌は主にヒトや動物の腸内に生息していますが、乳酸菌は自然界一般に生息しています。また、ビフィズス菌は栄養の乏しい大腸内で栄養獲得をする能力が高いため、ヒトの腸内に適しています。一方多くの乳酸菌は、大腸内での栄養獲得能力が低いため、腸内での活動力は低いと考えられます。

さらに、乳酸菌は糖を分解して乳酸をつくりますが、ビフィズス菌は乳酸に加えて酢酸をつくります。酢酸は殺菌作用が強く腸の中で悪玉菌を退治してくれたり、大腸壁を防御する機能を強化してくれるので、悪い菌が体の中に入り込まないようにする働きをもっています。

■ビフィズス菌にはどんな種類がありますか?
ビフィズス菌は50以上のグループに分類されていますが、そのなかでヒトの腸内に常在しているのは約10種類で、乳幼児と成人でも種類が異っています。ヒトに生息するビフィズス菌は、ヒトに生息していないビフィズス菌と遺伝子(ゲノム)情報が大きく異なることから、宿主への影響も異なるのではないかと考えられています。

それらのビフィズス菌の中で、森永乳業が研究を進めているのがビフィズス菌BB536です。1969年に健康な乳児の腸から発見されて以来、40年以上にわたって研究が続けられています。

■BB536について詳しく教えてください。
それでは、BB536について、もう少し詳しく説明しましょう。
BB536の大きな特徴として、ほかのビフィズス菌に比べて酸や酸素に強いので、生きたまま腸に到達することができます。

近年の研究で、BB536はほかの菌の活性化にも役立っていることがわかってきています。ほかの腸内細菌をつくるビタミン、酪酸などの短鎖脂肪酸が増加して、腸内フローラを良好な状態に保つことに有用なことがわかりました。
img_bb536

■BB536をどのように摂取すればいいですか?
常にビフィズス菌が腸の中にいる状態にするのが一番良いため、毎日100gずつでいいので食べる習慣をつけてください。量を食べるというより、毎日続けることが大切です。

また、食べるタイミングですが、空腹のときは胃の中の酸が強く出ているため、ビフィズス菌がダメージを受けやすいので、食後に食べるのがいいですね。

今回も次の記事で、ビフィズス菌BB536を摂取するためのビヒダスヨーグルトを使ったレシピをご紹介します!
毎日の健康習慣、続けてみてくださいね♪♪

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